研究課題/領域番号 |
03301100
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研究機関 | 大学入試センター |
研究代表者 |
坂元 昂 大学入試センター, 副所長 (00016338)
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研究分担者 |
鈴木 宏昭 東京工業大学, 総合理工学研究科, 助手 (50192620)
坂元 章 お茶の水女子大学, 文教育学部, 講師 (00205759)
波田野 和彦 埼玉大学, 教育学部, 講師 (50198751)
松田 稔樹 東京工業大学, 工学部, 助教授 (60173845)
市川 伸一 東京工業大学, 総合理工学研究科, 助教授 (70134335)
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キーワード | コンピュータ / 認知能力 / 交差遅れモデル / 創造性 |
研究概要 |
コンピューター使用が、子どもの認知能力に影響を及ぼす可能性は、これまでにくり返し指摘されてきたか、それを実証的に明らかにしてきた研究は非常に少ない。また、そのような研究があっても、実験的な手法によるものであり、現実場面での影響を明らかにしたかどうか定かではなかった。 そこで、本研究は、このような影響の問題を、パネル調査によって検討しようとするものであった。被験者としては、小学生と中学生を用い、7月と2〜3月の2回にわたって、コンピューター使用に関する調査と、子どもの論理能力、空間知覚能力、創生性などのテストを行い、交差遅れモデルによって、コンピューター使用とそれぞれの認知能力の間の影響関係を明らかにしようとしている。 小学校で16学級、中学校で20学級の協力が得られ(どちらも、半数がコンピュータ夕ーを授業に導入している)、小学生500名,中学生700名に近い被験者を確保することができた。 4月〜6月は、文献の調査と、コンピューター使用の調査あるいは論理能力、空間知覚能力のテストの作成を行った。その作成にあたっては小学生・中学生20名程度に、予備調査を行った。 本調査は、7月より開始した。第1回目の調査は7月に完了し、既に、各種のテストの採点,コード化,データ入力も終わっている。現在は、第2回目の調査を行っているところである。また、コンピューター導入校の場合には、教師にも、どのようにコンピューターを使用しているかの調査を行っている。 第2回目の調査を終え、採点・データ入力を終わって後に、影響関係の分析にとりかかる。
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