研究課題/領域番号 |
03302027
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
柘植 俊一 筑波大学, 構造工学系, 教授 (50133020)
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研究分担者 |
村上 正秀 筑波大学, 構造工学系, 助教授 (40111588)
鈴木 豊彦 鳥取大学, 工学部, 教授 (60032273)
藤井 孝蔵 宇宙科学研究所, 高速流体力学部門, 助教授 (50209003)
相原 康彦 東京大学, 工学部, 教授 (90011072)
麻生 茂 九州大学, 工学部, 助教授 (40150495)
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キーワード | 第一原則 / 自己組織性 / 乱流せん断流 / 超音速燃焼 / 超流動乱流 / 乱流燃焼 / 管内乱流 / 空力加熱 |
研究概要 |
(1)実用モデルの検証のためのデータベースを作成し、その結果を可視可するソフトウエアーを整備した(桑原)。有限体積法による圧縮性流れの計算コードを開発し、超音速および亜音速混合層流れに適用した(井上)。RNG理論に基づいた0方程式モデルを翼型まわりの遷音速流に適用し、遷移を捉えることを見出した(中村)。乱流モデルの優劣を、乱流遷移位置や複雑な流れ場での有効性および格子依存性などについて検討している(藤井)。 (2)提案された「第一原則」のみに基づく乱流方程式を用いて二つの現実的な乱流問題、すなわちベナール対流、乱流予混合火炎の解を求めた。ヌッセルト数、火炎伝播速度について実験ときわめて良く一到する結果を得た(柘植)。周期配列球体中の流れのカオス的混合について調べた(京藤)。 (3)管内流の速度場に適応できる画像解析法が整備され、サンプル率の高い非接触多点測定が可能となった(西川)。三次元衝撃波/乱流境界層の干渉場の空力加熱現象を実験的および数値流体力学的に調べた(麻生)。縦渦の発生には壁面垂直方向の動的不安定性による圧力勾配が重要であるため、壁面上に吸い込みを付けて、乱れの制御に成功した(相原)。二平行流の混合過程の初期の構造に及ぼすスクリーンやスプリッタープレートの境界層の影響を調べた(鈴木)。超流動ヘリウム中の熱カウンタ流ジェットのLDVによる測定が行なわれ、その構造および超流動乱流遷移時の乱れ特性等が調べられた(村上)。高分解能レーザーレーリー散乱法によるCO_2-空気の二次元剪断流の濃度測定法を確立した(吉川)。超音速流中におかれた保炎器が独特の乱流炎保炎特性を持つことを見出した。(新岡)。パルスジェット着火の実験および教値解析を行い、現在シューリーレン法による写真撮影を試みている(林)。
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