研究課題/領域番号 |
03304016
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藤井 博 九州大学, 農学部, 助教授 (10038268)
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研究分担者 |
伴野 豊 九州大学, 農学部, 助手 (50192711)
伊藤 雅信 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助手 (60221082)
前川 秀彰 国立予防衛生研究所, 技術部, 室長 (60100096)
嶋田 透 東京大学, 農学部, 助手 (20202111)
小林 正彦 東京大学, 農学部, 教授 (60162020)
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キーワード | 家蚕 / カイコゲノムDNA / in situ hybridization / cDNAライブラリー / RFLP地図 / RAPD / 染色体DNAライブラリー / FACS |
研究概要 |
1.RFLPの探索(原・田村・上野・伊藤) (1)基準系統のp50の胚子よりmRNAを調製し、cDNAライブラリーを作成した。(2)RFLP連関地図作成のために必要な個体別DNAの簡易抽出法およびノンアイソトープによるサザンブロット法を検討し、DNAを簡単に調製し、直ちに制限酵素処理が出来るようになった。(3)支108系統のゲノムライブラリーよりプローブのスクリーニングを行い、反復配列を除去したクローンを得た。これをプローブとしてRFLPの有効性を調べ、15%が単一配列であった。 2.RFLP基準品種間の交配実験による遺伝分析(藤井・嶋田・小林・伴野) (1)支108を6世代と大造を5世代1蛾育を続け均質化を計った。(2)それらの交雑F1とF2を作成し、それぞれのゲノムDNAを調製し、RAPDによるゲノムDNAの多型検出とマッピングを行った結果、再現性、明瞭性にすぐれた10数本の泳動帯を検出した。次にF2の100個体を調べたところ、大部分は独立に遺伝したが、一部は連関していた。 3.FACS,PFGEで分離した染色体のDNAライブライーの作成(前川・小林) FACS,PFGEを用いて染色体、DNA断片の分離を試みているが、再現性のある結果を得るに至ってない。 4.in situハイブリダイゼイション法の確立(前川・小林・伴野) (1)in situハイブリダイゼンションのための染色体の調製法を確立した。(2)蛍光プローブを使用したFISH(in situ hybridization)法により単一遺伝子である卵特異的タンパク質遺伝子を染色体上で検出できる技術を確立した。
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