研究課題
本研究は、すでに開発されていたMind5.1版を教育用Mindとして改善し、学校現場において使用して実用化試験を行うことを目的としている。現在までの進捗状況は次の通りである。1.平成3年7月に教育用Mind5.5版として、市販するに至ったが、教育的観点からみるとなお問題があった。そこで、教育用の用語として「共通語」のライブラリを設けて用語の精選を行った。その結果を元に平成4年3月末に改訂を行った。2.中学校、高等学校での適用可能性を調べるために、中学校技術・家庭の「電気」において子どもが使える用語を開発した。また高等学校レベルについては、数学での教材開発を行った。その結果、「関数対話」というライブラリが開発され、画面上での座標軸を任意の位置に任意の大きさで表示できるようになった。3.平成4年3月26日から29日までの4日間にわたって、18名の現職教員を対象とした公開講座を開き、実用化にたいする教員の研修を行ったが、反応は良好であった。また、中学生用のテキストが開発された。4.ライブラリを管理するための木構造のデ-タベ-スの基本的な部分の開発が完了し、さらに実用化に向けての開発段階へ進んだ。5.中学校での使用については、附属学校において一部試みたが、カリキュラムとの関係で、本格的な実験は平成4年度に繰り延べられた。
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