各地域システムにおける、サブシステム間の発展ラグ状況の分析は、ほぼ順調に進んでいる。地域(主として県単位)別に、工業化重点地区とその圏域、圏外域を、経済(産業)データをベースにして、隔年毎の変化マトリクスを作成し、分析した結果、経済、文化、生活の都市化、価値観などの間に、発展の足並みのズレが生じてきていることが見てとれた。このズレのパターンと各県のロケーション(大都市や重点工業化地域との位置関係)を対応させて、ラグ効果分析を行ってきた。(欠損データによる対応は、既述のとおり。) ただし、国際モデルについては、平成6年度後半にとりかかることになる。遅延の原因は、データ収集法の国際間での違いである。
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