研究分担者 |
奥井 智久 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (60024965)
戸田 善治 国立教育研究所, 教科教育研究部, 研究員 (50207586)
西野 真由美 国立教育研究所, 教科教育研究部, 研究員 (40218178)
工藤 文三 国立教育研究所, 教科教育研究部, 室長 (30231096)
下野 洋 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 室長 (30142631)
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研究概要 |
本研究の目的は,以下の二点にまとめられる。 1.生活科における「体験的活動」のあり方の究明 2.小学校カリキュラム上における「体験的活動」の位置づけの解明 これらの目標を達成するため,以下にような研究計画を立て,実施した。 1.研究代表者,分担者のほかに研究協力委員,調査研究委員,研究協力校の教諭より研究委員会を組織した。 2.研究協力委員を中心として,先行研究及び先行事例を全国的に収集し,その分析を行った。その結果,授業レベル,単元レベルでの「体験的活動」のあり方を論じた研究は数多いが,カリキュラムレベルで「体験的活動」の位置と意義の解明をめざした研究はほとんど行われていないことが判明した。 3.研究協力校を委嘱した5校で生活科実践をビデオに収録し,教師の指導と子どもの活動という視点から分析した。 4.調査研究委員を中心として,2,3の研究成果に基づいて,小学校における「体験的活動」の実態と教師の意識を調査するアンケート調査票を作成した。 5.調査校500校を選定し,アンケート調査を実施し,約350校よりアンケートを回収した。また,約70校より研究紀要,年間指導計画などの資料を収集した。 このような研究の結果,以下の事項が今後の課題とされた。 1.教育としての意味のある「体験的活動」のあり方の解明 2.生活科と他教科・領域との接続・関連の論理の解明 3.上述の1,2研究成果とアンケートで明らかにした「体験的活動」に対する教師の意識の比較検討
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