研究課題/領域番号 |
04555086
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
梅田 徳男 大阪大学, 医療技術短期大学部, 助手 (40142319)
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研究分担者 |
大家 重明 摂南大学, 工学部, 助教授 (20176853)
里村 裕 大阪工業大学, 工学部, 助教授 (00162511)
和田 修 富士通厚木研究所, 光コネクト推進室, 主管研究員
張 吉夫 大阪府立大学, 工学部, 教授 (20029846)
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キーワード | 光検出器 / 超高速 / HEMT構造 / 光機能素子 / ピコ秒 / 光電子築積回路 |
研究概要 |
本申請者らは光集積化に適した光による光の機能素子である「室温エキシトンを利用した超高速光ー光スイッチ」を試作デバイスとして申現しようとしいてる。これは半導体機能デバイスの性能の大幅な向上は、「光」と「光」の相互作用を利用することであるとの着想から得た結論である。以下に本研究の狙いである二次元「光ー光」の超高速機能素子に対する研究実績を項目別に記す。 1.照射光の発生・紬持 プローブ(CW)光;CW-ArレーザでポンプしたTi:Al_2O_3レーザにより800nm〜900nmの波長可変CW光を得る。ゲート(極短光パルマ)光;現有のモード同期Arレーザで色素(Styryl-9)をシンクロナスポンプして極短光パルスを発生・維持する態勢を作りつつある。 2.評価装置開発 現在のサンプリングオシロスコープによる光応答評価手段では、より高速な光応答が測定器に律速されて測定できない。より高速な光応答に対しては、同一特性の2個の試料に可変遅延を持たせ平均応答電流を測定する、いわゆる相関測定に頼らざるを得ない。このために自己相関方式による評価装置を開発した。特に試料が微小となることを考慮に入れて、微動・顕微モニターも併用した。 3.MQW構造設計・素子作製 MQW構造を設計し、分子線エピタキシー法により、光ー光機能素子の試作に向けて、電気ならびに光学的パラルータを最適化しつつある。 4.動作評価・理論解析 多種のMQW構造を持つ素子を作製し、主としてMQW層における室温エキシトン光吸収飽和、回復時間特性の基礎的データを収集するには至っていない。ただ、MQW層を用いた導波特性の解析は行った。
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