研究概要 |
・中核ネットワークホストシステムの構築 データ入力用前処理システムや端末グラフィックス環境サブシステムはいずれもUT-net(東京大学学内LAN)によって,中核ネットワークホストシステムと接続したが、データ共有や高速通信など,本研究のような共同研究においては、必要不可欠なツールであることが証明され、ネットワークの有効性が明らかとなった。 ・森林環境情報の整備およびそのための検討 東京大学千葉演習林,秩父演習林,北海道演習林を対象として森林環境情報の項目とフォーマットを決定し、システムへの入力を行った。また、整備を進めていく上での必要な労力が明らかになった。 森林環境情報整備の検討のため、共同研究者による試験研究会議を開催し、各大学で森林環境情報の整備を行う場合に入力すべき項目やフォーマットについて検討した。 ・端末グラフィック環境サブシステムの開発 高速なグラフィックス性能を持つグラフィックス・ワークステーションを導入し,現有のパソコンと接続して,森林環境情報の可視化システムを構築した。 森林の持つ多機能な環境は,そのまま情報の複雑さに反映される。本研究が進むにつれ,その整備情報と森林環境管理システムはますます複雑になるが,本システムは,近年のサイエンティフィック・ビジュアライゼーションを応用して,こうした複雑な森林環境情報を分かりやすく表示し,共同研究者を含めた学際的な検討を可能にすることが明らかとなった。
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