研究概要 |
今年度は以下の点を中心に研究を進めた。 (1)UNIX上のCAIシステムでの実用化 UNIX上のcommon LISP上にCAIシステムの移植を行った。数式照合部を従来の方法で利用した。学習者のデータ入力のためのユーザインターフェースはX-Window,XToolkit,Motifの機能を用いた学習者回答収集部分を開発した。 以下のような構成で新CAIシステム(UNIX上のシステム)を開発している。 (a)CAIの起動 (b)回答モード、回答解析モード、学習終了状態の選択。 (b-1)回答モード 学習者回答収集部分を起動する。終了したら(b)に戻る。 (b-2)回答解析モード 更新された回答ファイルについて評価をし、評価ファイルを作成する。終了したら(b)に戻る。 (b-3)学習終了 CAI学習を終了する。 (2)数式照合機能の高度化のための新数式ルーチンの開発 数式回答の展開結果を回答ファイルに持たせることで、従来の方法より細かく回答照合する方法を試みている。 (3)数式回答など複雑な入力を容易にできるようなユーザ・インターフースの開発 学習者回答部分を作り、回答入力が容易になるようにした。この部分は課題選択、問題選択、回答入力、問題表示(文字、図)などのウインドが順次開く方式を採用した。 (4)学習ソフト確率(最首)、論理回路(伊原)によるCAIによる教育効果の検討従来のCAIソフトウエアを利用して、CAIコースウエアを作り教育に利用した。
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