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1993 年度 実績報告書

中国地方の白亜紀〜古第三紀コールドロンの形成機構

研究課題

研究課題/領域番号 04640706
研究機関山口大学

研究代表者

今岡 照喜  山口大学, 教養部, 助教授 (30193668)

研究分担者 小室 裕明  島根大学, 理学部, 助教授 (80135897)
武田 賢治  山口大学, 教育学部, 助教授 (50155008)
西村 祐二郎  山口大学, 教養部, 教授 (20034712)
キーワードカルデラ / コールドロン / マグマ / 白亜紀 / 古第三紀 / 火山岩 / 深成岩 / 日本
研究概要

山口県山口市周辺に分布する白亜紀火成岩類の層序・構造について研究で連続性のよいリング岩脈の存在が明らかになり,コールドロンの外形が浮かび上がってきた.しかし,基盤岩との関係,岩体内に分布する火山岩層の層序,地質構造など,残された問題点も多く,コールドロンの形成過程の解明は今後の課題である.岡山県新見地域に分布する白亜紀火成岩類については,かなり詳細な野外調査を行い,その層序・地質構造・火成活動史を明かにすることができた.また,二上山地域と作東地域についてもの予察的検討を行い,陥没構造を推定した.コールドロン形成場における既存の断裂の影響について検討するために,遠心力載荷装置によってコールドロン形成の模型実験を行った.山陰西部地域は,日本列島において深成活動と同様に古第三紀火山活動が最も活発に行われた地域である.この地域における古第三紀火成活動は総括され(今岡,1986),これらがコールドロン群を形成していること,さらに,コールドロン群における火山活動の推移・堆積環境の変遷・堆積盆の移動などの一般特性が明らかにされてきている.これらの観察事実に基づき,山陰地域の古第三紀コールドロンの形成過程に関する一般化したモデルを作成し,京都IGCで発表した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 今岡照喜: "山陰西部浜田地域における古第三紀コールドロン群の地質" 地質学雑誌. 98. 741-759 (1992)

  • [文献書誌] 佐藤英一: "岡山県北部における白亜紀コールドロン:予報" 松本〓夫教授論文集. 303-312 (1992)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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