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1992 年度 実績報告書

衛星移動通信の周波数有効利用と利用地域拡大のためのディジタル変復調系の研究

研究課題

研究課題/領域番号 04650275
研究機関群馬大学

研究代表者

堀越 淳  群馬大学, 工学部, 助教授 (10008477)

キーワードパーソナル通信 / 移動通信 / ディジタル無線 / レイリーフェージング特性 / 衛星移動変復調 / CPFSK / 多値FSK
研究概要

平成4年度の研究テーマの第一目標である、QTFSK変調システムの基本構成装置を完成し、ガウス雑音のみが加わった伝送路における誤り率特性とフェージング伝送路における誤り率特性を明かにした。遅延検波器としてこれまでシフトレジスタを用いた装置を使用していたが、この装置は電力消費の面から不利であった。そこで本年の改良では受信機中間周波数帯における直接位相カウント方式を用いた装置に変更した。このための部品購入には本科学研究費を充当した。設備備品としてハンドヘルドコンピュータを購入したが、この装置は送受信機の基板パターンの設計に用いると共に携帯端末としてのデータ生成/収集機器として用いている。又、これと平行して理論的解析を行い誤り率特性を予測し目標をする誤り率特性を得られることを裏付けた。これらの結果は、国際学会(IEEE ICCS'92,Singapore,Nov.1992)にて発表した。更に、詳細なスペクトル特性などを明かにしたので公表する予定である(IEEE VTC'93,New Jersey,USA,May.1993[accepted])。
一方、送信帯域制限を架したQTFSKヴァージョンの理論解析を行い、利用可能なパラメータを明かにした。伝送路はやはりガウス雑音特性とレイリーフェージング特性を対象とした。衛星移動通信チャネルのチャネル特性は仲上-Rice特性にて記述されるので、最良条件と最悪条件を踏まえておくことにより衛星ー移動チャネルの条件をクリア出来ると結論することは妥当である。これらの結果も国際シンポジューム(ISATA'93RTI/IVHS,Aachen,Germany,Sept.[accepted])にて報告予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] J.Horikoshi and K.Kimura: "Improvement of Frequencg Use and Errov Performance of Digital Modulation in the Personal Mobile Radios Using Quaterrary-phase Transition FSK" International Comfevence on Communication Systems (ICCS)'92,Singapore,(1992-11). 2/3. 900-904 (1992)

  • [文献書誌] 栗原 和弘・堀越 淳: "4値-CPFSK変調方式QTFSKを用いた移動通信チャネルにおけるディジタル伝送特性の改善" 電子情報通信学会技術研究報告 (無線システム研究会)(1993-01). RCS92-104. 31-36 (1993)

  • [文献書誌] 栗原 和弘,堀越 淳: "4値FM,QTFSKを用いたディジタル無線伝送特性の改善" 1993年電子情報通信学会春季大会予稿集(1993-03). (1993)

  • [文献書誌] J.Horikoshi K.Kimura.: "Improvement of Error Performance of Digital modulation in the Mobele Radios Using Novel Multe-Level FSK." IEEE Vehicular Technology Confevence (VTC)'93,New Jersey,U.S.A.(1993)

  • [文献書誌] J.Horikoshi: "Enhancement of Compatibility with European GSM MODEM and Achieving Superin Efficiency of Frequency Usege" ISATA Conference on Advanced Transport Telematics/Intilligent Uehicular Highway Systens,Aachen,Germany(1993-09). (1993)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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