研究課題/領域番号 |
04808001
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
図子 秀樹 京都大学, ヘリオトロン核融合研究センター, 助教授 (20127096)
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研究分担者 |
伊藤 公孝 核融合科学研究所, 助教授 (50176327)
長崎 百伸 京都大学, ヘリオトロン核融合研究センター, 助手 (20237506)
水内 亨 京都大学, ヘリオトロン核融合研究センター, 助手 (20135619)
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キーワード | ペレット / ディスラプション / ダイバータ |
研究概要 |
4年度の研究経過と知見は以下の様である。 〈ペレット入射による磁力線追跡〉 ヘリオトロンE装置を用いてECH/NBIプラズマにD2/H2ペレットを入射し(ア)プラズマ内部(イ)SOL領域(ウ)ダイバータ部の各々の領域におけるペレット溶発粒子の応答に関して以下の点を調べた。a)応答の時間遅れ、b)応答の強さと加熱方法や閉じ込め特性の違いの関係c)リミッタ挿入による接続長の違い。現在までに合計5日間約120shotのdataを得ており以下の知見を得た。 1)プラズマ内部における磁力線に沿った密度波の伝播を高速ADCとFIR干渉計を用いて解明した。磁力線の追跡がこの方法によって可能である事を示した。 2)Limiter挿入時にLimiterの影の部分のSOLにおける駆動プローグ密度波の伝播が観測された。ただし内部で溶発した粒子の伝播かSOLで溶発したものかの判断ができなかった。 3)ダイバータ部への粒子波の到達遅れ時間を調べた結果ECHでは13ヶ所のダイバータにほぼ同じ遅れ時間で達するNBIでは1ms程度の差のある場合が見出された。 4)粒子閉じ込めの良いECRHプラズマではダイバータへの密度波の伝播が観測されなかった。
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