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1993 年度 実績報告書

ノトバイオート技術を用いたガン研究用マウスの開発

研究課題

研究課題/領域番号 05304059
研究機関東京大学

研究代表者

光岡 知足  東京大学, 農学部, 名誉教授 (30157549)

研究分担者 平山 和宏  東京大学, 農学部, 助手 (60208858)
伊藤 喜久治  東京大学, 農学部, 助教授 (50100045)
日置 恭司  実験動物中央研究所, 室長 (80208735)
伊藤 豊志雄  実験動物中央研究所, 室長 (20106644)
野村 達次  実験動物中央研究所, 所長 (10072399)
キーワードノトバイオート / C-Ha-ras マウス / DMH / Clostridium paraputriticum
研究概要

本年度は,無菌のC-Ha-rasマウスの作出を試みた。現在C-Ha-rasマウスはホモ個体が得られないためにC57BL/6J系への戻し交配によりC57BL/6J JCl Tgで維持されているため,はじめにC57BL/6J JCl Tg♂とBALB/C ByJ♀による体外受精法を用い,受精が確認され,且つ2細胞胚まで発生した胚を偽妊娠の親マウスに胚移植法(卵管内移植法)を行い,移植後20日目に帝王切開法により無菌的に取り出し,ビニールアイソレーター内で無菌の里親に哺育させた。4-5週齢時に導入遺伝子解析のための材料採取(尾切断)を行い,DNA解析によりrasH_2/CB6Fl/Tgを判定した。DNA解析は,常法に従い,サザンおよびPCR法を併用して行った。
その結果,TG+23匹,TG-20匹の無菌マウスを得た。TG+と-をそれぞれ2つの群に分け,1つは,無菌のまま,もう一つは,Escherichia coli M66,Enterococcus fecalis M266TA,Clostridium poraputrificum VPI-6372,VPI-1584の4菌種を投与した。全てのマウスにDimethylhydrazine Dihydrochloride20mg/kg/weekで20週間皮下投与し,消化管での発ガン率を比較する。投与フローラは,E-coliが10^<10.6>/g,E.fecalisが10^<10.3>/g,C.paraputrificumは10^<10>/gで定着していた。現在,無菌ならびに上記ノトバイオートでDMH非投与群での発ガン率の比較を行っている。
さらに,無菌マウスや各種ノトバイオートマウスを用いて,腸管上皮細胞やMLNでの免疫細胞による細胞障害性やNR cell活性など,腸内フローラと免疫活性について検討中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 伊藤喜久治: "ノトバイオートC-Ha-rasマウスでのDMH投与による発ガン率の比較" 実験動物. (発表予定).

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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