研究課題/領域番号 |
05451156
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
桐谷 滋 東京大学, 医学部(医), 教授 (90010032)
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研究分担者 |
御園生 保子 東京農工大学, 農学部, 助教授 (00209777)
今泉 敏 東京大学, 医学部(医), 助教授 (80122018)
新美 成二 東京大学, 医学部(医), 教授 (00010273)
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キーワード | 日本語教育 / 発音学習 / 母音調音 / 超音波断層装置 / 韓国語音声 / 中国語音声 |
研究概要 |
1.韓国語、中国語、インドネシア語の基本的な母音の発音時の舌の形状を超音波断層装置によりビデオ画像として記録した。また、音声を同時記録し、そのホルマント周波数を分析した。 2.上記データを、発音の学習支援装置用に利用可能とするため、パーソナルコンピュータにより検索、表示する基本システムを作成した。すなわち上記ビデオ画像と音声データを光ディスクに記憶し、計算機制御のもとに再生、観察する。観察希望部分を指定すると、その部分の音声記号を計算機に読み込み、スペクトログラムをモニタ画面に表示する。さらに、スペクトログラム上で特定フレームを指定するとそのフレームのビデオ画像(舌形状)を併せて表示する。また、その音声を繰り返し聴取できる。 3.主として韓国語につき有声-無声子音の系列(濃音、激音、平音等)の喉頭像をファイバースコープで記録した。 4.日本語の単語アクセント学習用の基本単語約40語を選定し(2モーラ〜4モーラ)、その音声を記録、ピッチパタンを解析して計算機に記録した。指定した単語のデータを計算機上に表示し、学習者の発音した音声のピッチパタンを実時間で重ねて表示できるようにし、単語アクセント学習の基本システムを作成した。 5.日本語文末イントネーションにつき、日本語学習者を対象としたインフォーマルな調査により発話文型のリストを作成した。
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