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1993 年度 実績報告書

減食あるいは運動による体重の増減の繰り返しが骨代謝に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 05454594
研究機関筑波大学

研究代表者

鈴木 正成  筑波大学, 体育科学系, 教授 (90015842)

研究分担者 徳山 薫平  筑波大学, 体育科学系, 講師 (00207565)
斎藤 慎一  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (80114081)
キーワード骨代謝 / 運動 / ウエイトサイクリング
研究概要

牛骨よりデオキシピリジノリンを精製し、それを標準物質として、HPLC法による尿中デオキシピリジノリン排泄量定量方法を確立した。骨吸収が変動するだろうと思われる条件下で尿中デキシピリジノリン排泄量の変動が検出できるか否か、つまり尿中デオキシピリジノリン排泄量が骨吸収を反映する指標であるかを確かめた。ヒトでカルシウム摂取量を1日1000mgから600mgに減少させると尿中デオキシピリジノリン排泄量が約9ng/dayから約12ng/dayへと増大し、カルシウム摂取量の制限で骨吸収が促進されることが検出できた。
尿中デオキシピリジノリン排泄量の定量から、ウエイトトレーニングが骨吸収を抑制し、その結果として骨量を増大させることも明らかとなった。つまり、ウエイトトレーニングを行うと、その後2-3日間の尿中デオキシピリジノリン排泄量が減少し、一過性に骨吸収が抑制されることが示唆された。ウエイトトレーニングが骨吸収を抑制することは、日頃ウエイトトレーニングを多用している陸上競技の投てき選手と一般学生を横断的に比較した調査からも示唆された。
ラット尿中にもこのデオキシピリジノリンが排泄されており、本定量法で検出可能であることを確認したので、今後、ラットを用いた実験で、ウエイトサイクリングが骨代謝に及ぼす影響について検討をして行く予定である。

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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