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1993 年度 実績報告書

上水の生物学的高度処理装置の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 05555153
研究機関京都大学

研究代表者

住友 恒  京都大学, 工学部, 教授 (20026040)

研究分担者 松岡 譲  京都大学, 工学部, 助教授 (90109033)
キーワード上水高度処理 / 生物処理 / 2-MIB / アンモニア / pH制御
研究概要

臭気2-メチルイソボルネオール(2-MIB)に加えて、アンモニアの同時生物分解の実用化を計ってきたが、予期せぬ結果すなわち,「一方が分解される時に、他方が分解されにくい」という結果に遭遇し,その解決をはかる過程で重要な事実を見い出した。すなわち,微生物をとりまく汚泥状の物質(自然水中の浮遊物が蓄積したもの)の親和性が反応を律速していることである。たとえば泥が2-MIBを吸着しやすい状態のときにはその生物分解を進行させるが,アンモニアはその泥に付着しにくく,生物分解もうけにくい、などで,逆の現象も生じる。しかも,この泥の親和性が水中のpHによって大きく影響されることも見い出した。pHによって,リンや蛋白成分などが泥から水中へ、水中から泥相へ移行することを見い出した。したがって装置としてはpH制御装置が重要であることを指摘するとともにそのデータを入手した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 住友 恒: "生物高度処理における臭気とアンモニアの同時処理" 日本水道協会雑誌. 62. 13-17 (1994)

  • [文献書誌] Hisashi Sumitomo: "DO and pH Control for Biological Treatment of 2MIB" 4th International Symposium on off-flavours. 4(accepted). (1994)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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