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1993 年度 実績報告書

実験・観察能力を強化するマルチメディア・ネットワークによる理科学習システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 05558008
研究機関広島大学

研究代表者

武村 重和  広島大学, 教育学部, 教授 (70112159)

研究分担者 磯崎 哲夫  広島大学, 教育学部, 助手 (90243534)
小倉 康  広島大学, 教育学部, 助手 (50224192)
MANZANO VIRG  広島大学, 教育学部, 講師 (80208719)
池田 秀雄  広島大学, 教育学部, 助教授 (50112165)
秋山 幹雄  広島大学, 教育学部, 助教授 (70039212)
キーワードマルチメディア / 実験・観察能力 / ネットワーク
研究概要

研究初年度の本年は、開発環境の基礎システムを構築し、可能となる学習スタイルについて検討を行った。同時に、物理領域でマルチメディアの特性を活かした実験・観察教材を試作し、次年度の実用教材作成のための基礎的データを得た。
1.環境構築については、教師用1台と教材開発用3台のApple社のMacintoshコンピュータを購入し、それに既有のコンピュータ3台を加えたマルチメディア・ネットワークを整えた。さらに、広く学校に普及しているNECのPC9801シリーズも活用するため、モニタ出力をビデオ信号に変換したものをマルチメディア・ネットワークで利用できるようにした。その結果、既製品に限らず、自作の実験インタフェースもマルチメディア・ネットワークにて有効に活用できることとなった。
これを基礎システムとし、ハード、ソフト両面からシステム利用に関する基礎マニュアルを作成した。しかし、動画のディジタル化については技術革新の急速な分野であるため、次年度に部分的な更新が必要とされている。
2.学習スタイルについては、学習者が自らネットワークを通じて画像・音声を含めた必要な学習情報を獲得し、ネットワーク上の実験観察インタフェースを操作して実験データを得て、またそれをコンピュータ・シミュレーションの結果と画面上で比較し、まとめのレポート作成もマルチメディアの特性が活かせることがわかった。
3.教材開発については、物理領域の力と運動、圧力、音ならびに波動に関して教材を試作し、次年度の実用教材作成へ向けた基礎的データを得た。生物分野については、顕微鏡映像データを相当数収録したが、そのディジタル化データベース構築の際に、現在よりも高画質な動画像編集機能が要求されることがわかった。

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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