研究課題/領域番号 |
05558008
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
武村 重和 広島大学, 教育学部, 教授 (70112159)
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研究分担者 |
大鹿 聖公 広島大学, 教育学部, 助手 (50263653)
小倉 康 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 研究員 (50224192)
バヒリオ マンザーノ・U 広島大学, 教育学部, 助教授 (80208719)
池田 秀雄 広島大学, 教育学部, 助教授 (50112165)
秋山 幹雄 広島大学, 教育学部, 教授 (70039212)
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キーワード | 実験・観察能力 / マルチメディア / 理科学習システム / ソフトウェア |
研究概要 |
理科学習での情報活用は、教師側であらかじめ用意されたプログラムの規制中にあり、学習者の自由意志に基づく展開ができないことが指摘されている。さらに、学習者の情報活用経験が、目的・内容・プログラム別に分散してしまい、得られた知識及び能力の統合を図ることが困難である。 また、実験・観察及び表現において、優れた情報活用能力を育成する教員養成プログラムが求められている。 そこで、次の研究を志向した。 1.ハードウェアとして、理科の実験・観察とその表現にかかわる人間の認識能力を現段階で最も強化しうる試験的なメディアを構築した。 2.物理学、化学、生物学領域で、試験システムを用いた実験観察教材を開発し授業設計に役立つようにした。 3.学習者が自らの認識能力の一部として継続的に用いるよう、学習者の成長とともにシステムも成長させていくことを可能とした。 4.大学の教員養成プログラムとして試験的に導入し、システム全体の評価を行うとともに、実用化へ向けた改良を行った。 5.実験・観察による情報の獲得のみならず、情報伝達のための表現(Presentation)能力も同時に伸長を図った。 6.教師と学習者の間で、また、学習者間で、マルチメディアのレベルでのリアルタイムな学習情報の交換を可能とするようにした。 7.開発システムを、広島大学の教育学部を中心とした理科委員養成に組み入れ、優れた情報活用能力を有する理科委員養成プログラムとして実用することもねらった。
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