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1994 年度 実績報告書

システム同定のための法則・知識・データの融合によるモデル構造の決定

研究課題

研究課題/領域番号 05650409
研究機関九州大学

研究代表者

和田 清  九州大学, 工学部, 教授 (60125127)

研究分担者 大林 正直  九州大学, 工学部, 助手 (60213849)
村田 純一  九州大学, 工学部, 助教授 (60190914)
キーワードシステム同定 / 連続時間モデル / モデル構造の決定 / 次数決定 / 多変数系 / モデリング / 制御系設計 / モデルパラメトリゼーション
研究概要

常微分方程式で記述される線形時不変多入出力連続時間システムに対する次数の決定を測定データにもとづく場合について検討し、測定データに含まれる雑音のレベルに応じた測定データからの次数推定法を開発した。測定データのみから一意に決定するためには適切なパラメータ表示が必要であるため、モデルの細部構造を規定する構造指数をパラメータ推定の容易さの観点から選択する方法を開発した。
また、物理・化学法則にもとづく考察によりモデル構造が詳細に決定できる場合でも、モデルのパラメータは測定データによる推定が必要である。このとき、雑音などの影響のために信頼できる測定値が得られないことがある。これは、先に定めたモデル構造が測定データのもつ情報にくらべて詳細すぎることが原因であることが多い。そこで、物理・化学法則による構造決定の結果を測定データを用いて検証し、モデル構造を適切なレベルまで簡略化する手法を開発した。
さらに、制御系設計の観点からモデルに養成される事項について整理を行った。ついでこれらの事項の中でパラメータ表示に反映可能なものを調べ、測定データおよび物理・化学法則にもとづく情報と整合の取りやすい形式について検討を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 金春植: "ニューラルネットワーク誤差補償器を用いた非線形連続系の同定" 電気学会論文誌. C114. 595-602 (1994)

  • [文献書誌] K.Wada: "System Identification using an output error method" Proc.1st Asian Control Conference. Vol.2. 409-412 (1994)

  • [文献書誌] K.Wada: "TLS method for pulse transfer function estimation in the presence of input and output noise" Proc.10th IFAC Symp.on System Identification. Vol.2. 621-629 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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