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1996 年度 実績報告書

言語態分析の観点からみた現代社会におけるメディアの役割-国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 06451092
研究機関東京大学

研究代表者

高村 忠明  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10092256)

研究分担者 鈴木 秀夫  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90109215)
小森 陽一  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (80153683)
石田 英敬  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (70212892)
斎藤 兆史  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (80162246)
林 文代  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (20139497)
キーワード言語態分析 / メディア
研究概要

平成6年より3年間にわたって継続されてきた本研究は、今年度最終年をむかえた。本研究は現代社会におけるメディアの役割を言語態分析の観点から考察することを目的とするものであるが、個々の研究者によるさまざまなテクストの収集とその分析を中心とする個別研究、さらに広く国内・海外の研究者たちを招いてのシンポジウム、研究会の開催などを通して研究を進めてきた。
研究例としては(1)インターネット、CD-ROMデータベースといった情報の発信・受信方法の一般化が進む中で、現代社会における革新的かつ日常的メディアとしてのコンピューターの重要性は増加する一方であるが、新しいメディアにどう対応すべきか、またどんな対応が可能かを論じたもの、(2)明治時代の新聞を始めとする諸文献をもとに、日本の近代化の過程においてメディアがどのように形成され、利用され、どのような影響を日本語のあり方からイデオロギーのあり方にいたるまで、当時の日本社会において発揮したのかを論じたもの、(3)フランス思想界における新たな学問であるメディオロジーの歴史的背景と、そのメディア学に与えるであろう今後の影響を考察するもの、(4)文体論の観点から、メディアの介入によって言語活動がどのような影響を受け、どのように文学テクストを始めとする言語形態が変化しうるかを考察するもの、(5)コンピューター、映画やテレビといったサブカルチャーをふくむさまざまなポストモダン的メディアの存在が、アメリカのアカデミズムにおける伝統的文学研究のあり方にどのように影響するかを論じたものなどである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 斎藤兆史: "英語教育と文体論" 現代英語教育. 33・11. 11-15 (1977)

  • [文献書誌] 林 文代: "After the New Historicism-what?:アメリカ文学研究のゆくえ" アメリカン・スタディーズ. 2. 25-37 (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2013-12-17  

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