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1996 年度 実績報告書

核分裂における原子核の変形経路の解明

研究課題

研究課題/領域番号 06452034
研究機関東京都立大学

研究代表者

中原 弘道  東京都立大学, 理学部, 教授 (00027137)

研究分担者 永目 諭一郎  日本原子力研究所アイソトープ部研究開発課, 副主任
末木 啓介  東京都立大学, 理学部, 助手 (90187609)
キーワード陽子誘起核分裂 / ^<292>Th / ^<238>U / 陽子エネルギー依存性 / 対称分裂 / 非対称分裂 / 2つのモード
研究概要

昨年度までで^<232>Thの陽子誘起核分裂で生成する分裂片の速度分布を入射陽子エネルギーを変えて測定したが、今年度は^<28U>Uにターゲットを変えて同様な測定を行なった。
その結果、^<232>Thおよび^<238>UにおいてA=130前後の分裂片で速度成分の異なる2成分が存在しており、その入射陽子エネルギー依存性が、それぞれが属する成分といっしょに挙動しているとが見いだされた。
この結果は、対称分裂成分と非対称分裂成分がそれぞれ異なる障壁エネルギーをもち、ことなる変形度をもつ2つのモードの存在を示し、A=130前後ではそれが共存していることが確認された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y.Nagame et al.: "Two deformation paths in proton-lnduced fission of ^<232>Th" Physics Lettevs B. 387. 26-30 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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