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1995 年度 実績報告書

日本現代住居の発展変容過程と計画行為の役割 -集合住宅の型を中心として-

研究課題

研究課題/領域番号 06452306
研究機関神戸芸術工科大学

研究代表者

鈴木 成文  神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (60010667)

研究分担者 日色 真帆  愛知淑徳大学, 現代社会学部, 講師 (50222237)
青井 哲人  神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 助手 (20278857)
三上 晴久  神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 助教授 (80229658)
キーワード集合住宅 / 公共住宅 / 計画 / 住宅設計 / 住仕様 / 住宅地計画
研究概要

第2次大戦後から現在に至る約50年間の住居の変容過程を、とくに公共集合住宅を中心として追跡すると共に、その間おける計画行為の役割・影響について評価した。
方法としてはこの50年間の建築系雑誌から集合住宅事例を収集・分類・整理すると共に、主要な計画に関与した中心的人物(計画者・設計者等)13名から談話を聴取し、主要事例を見学して考察した。時代の推移に応じた計画主題の変遷を概観すれば、次のとおりである。
1.初期公営住宅の住様式開拓(1950年代)
標準化を通じて住様式の合理化、近代化を図る。
2.開拓期の公団住宅標準設計(1950〜60年代)
型系列への展開。住生活研究の積極的適用。工業化構法の導入。モダンな住様式への指向
3.開拓期公団住宅の団地設計(1950〜60年代)
コミュニティ形成への指向。生活圏・生活領域の想定。団地設計技法の開拓
4.公団による市街地住宅(1970年代〜 )
高密化への圧力から居住水準の切り下げ
5.公営住宅の新風-六番池以降
経済成長の低下に伴う質的転換、地域生活・個別性の重視、接地・準接地型への指向
6.公団住宅の質的転換(1980年代〜 )
経営優先、住戸規模拡大、駐車場優先、外部環境の質の低下、高齢化対応
7.マスターアーキテクト方式の導入(1980年代〜 )
街づくりの視点の導入、景観の重視、統一性と個別性
8.街区型住宅地の施行
街路景観の形成、公共街路と私的内部空間の形成
9.開放型住宅への施行
住戸の表出の重視、リビングアクセスの施行 以上

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鈴木成文: "公共住宅における設計主題の変遷" 芸術工芸会誌. 9. 17-17 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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