研究課題/領域番号 |
06452382
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
小疇 尚 明治大学, 文学部, 教授 (10061897)
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研究分担者 |
叶内 敦子 明治大学, 文学部, 講師
梅本 亨 明治大学, 文学部, 助教授 (20201957)
杉原 重夫 明治大学, 文学部, 教授 (90061978)
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キーワード | 東北日本 / 後氷期 / 古気候復元 / テフロクロノロジー / 雪蝕地形 / 花粉分析 / 氷河地形 / 多雪山地 |
研究概要 |
残雪期の5月に、越後山地南部、頸城山地、飛騨山脈・後立山連峰の積雪状況と、氷河地形および雪蝕地形の分布を、上空からヘリコプターによって調査した。 その結果、日本海側の多雪山地のなかでも、特に只見川源流域、後立山連峰の北部で積雪が著しく多いことが確認できた。さらに、越後山地南部の数ヶ所で、従来知られていなかった氷河地形の可能性の高い地形を発見し、そのうち谷川岳と荒沢岳の2ヶ所について現地調査をおこなって、氷河地形と考えてほぼ間違いないことを確認した。なかでも荒沢岳北斜面の中荒沢では、谷頭の圏谷の下方にモレーンとアウトウォシュが連続しており、モレーンが海抜800mの低所に達している。この発見により多雪山地の地形の見直しが必要なことか明らかになった。
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