研究課題/領域番号 |
06559010
|
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
柴山 守 大阪市立大学, 商学部, 教授 (10162645)
|
研究分担者 |
桶谷 猪久夫 大阪国際女子大学, 人間科学部, 教授 (90169269)
小西 修 高知大学, 理学部, 教授 (00135386)
伊東 太作 奈良国立文化財研究所, 情報資料室長 (20000482)
杉田 繁治 国立民族学博物館, 教授 (40026042)
星野 聰 京都大学, 大型計算機センター, 名誉教授 (90025867)
|
キーワード | 東洋学研究 / マルチメディア情報 / 画像データベース / 沖縄研究 |
研究概要 |
本試験研究における第2年度の研究成果は、別途研究費で購入したマイクロフィルム・イメージプリンタFDIP-6200を用いて、マルチメディア情報の一つである画像データベース開発のためのシステム作りの基礎をつくり、各種の実験や基本的な調査を行った。 (1)画像処理の歴史研究への応用を中心に研究を進め、漢文テキストにおける外字処理、フォトCDの利用やマキントッシュ上での画像処理操作の実例につき、各種の実験を行った。具体的事例として、琉球外交文書『歴代宝案』台湾大学本の画像データベースをCD-ROM2枚に完成させた。(星野) (2)古文書・古地図等をビデオカメラを用いて画像入力する際には、解像度の制約から複数枚に分割した画像になり、これをコンピュータの記憶域上で接続する必要がある。このために既に開発しているビデオ画像から再生動作と同時に動的に自動接続するソフトウェアの評価実験を行った。また、古文書画像の濃度情報に着目した文字セグメンテーションの実験を試みた。(柴山) (3)オブジェクト指向データベース管理システムのもとで、文書データにおける章、節、項などの階層構造の扱い、複数文献間の関連、キーワード間の階層構造に対して、法律情報関係の文書データベースを例に設計、構築に関する考察を進めた。(桶谷) 重点領域研究「沖縄の歴史情報研究」に関連して、 (1)琉球外交文書『歴代法案』の原文、読下し文の一部についてデータ入力と校正を行い、KWIC形式で表示される検索システムを開発した。(星野、柴山) (2)マイクロフィルム・イメージプリンタFDIP-6200をWSに接続して、WWWにより、マイクロフィルム画像をインターネットを介して提供する検索システムの基本設計と開発を行い、各方式の実験を行った。
|