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1995 年度 実績報告書

土壌動物の一群カマアシムシ類の基礎情報の整備

研究課題

研究課題/領域番号 06640812
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

今立 源太良  東京医科歯科大学, 教養部・生物学教室, 教授 (50013842)

キーワード土壌動物 / カマアシムシ類(PROTURA) / 日本列島 / 種別調査記録 / 暖かさの指数 / 標本の保存
研究概要

陸上の生物の世界では 生産者である緑黄植物とその生活をささえている共存者 とくに根圏でくらす 菌類や原生生物とともに 土壌動物は環境指標としても重要な存在である。しかし土壌動物のおおくは 基礎情報がとぼしく 科や目の単位でしか把握ないのがつねである。そのなかでは カマアシムシ類(PROTURA)は種単位でかなりの精度の高い情報の蓄積されてきた。
この研究は 課題番号03640550(平成3年-5年)の本研究者による同一課題での研究をうけた総括となるもので 本年度にも中部山岳地帯(木曽御岳と王滝川流域)で7月26日-8月3日 11月12日-15日に 八重山諸島で2月1日-8日に追加調査をおこない8月7日-11日にはびわ湖研究所において調査記録の温量指数についての加訂をおこなった。日本列島で集積された3050点以上での種構成・令構成・調査点の植生・標高・暖かさの指数などの基礎情報は別掲の論文にとりまとめがおわりその根拠となった 採集標本(プレパラート)の付箋もすべてが整備され 主要部分にあたる 約3万個体の標本には学名採集地などの索引をつけて平成8年3月中に国立科学博物館に寄贈し 日本列島のカマアシムシ類の基礎情報を将来にも活用できるよう配慮した。
また参考標本として総数約1万点を横浜国立大学環境科学研究センター中国科学院上海昆虫研究所 スイス自然史博物館(ジュネ-ブ)カリフォルニア大学エッシグ博物館などにおさめた。これによって広い範囲で この情報を利用されることを期待した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Imadat ,Gentaro: "Contributions towards a revision of the proturan fauna of Japan(X)Collecting data of eosentomid species in the Japanese Islands" Bulletin of the Department of General Education,Tokyo Medical and Dental University. (25). 1-37 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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