研究概要 |
平成8年度の研究計画に従って順調に研究は進行している.各研究者は,それぞれの役割分担に応じて積極的に研究を行った.この一年間に掲載された論文は6編である. 新たに得られた主な知見: 1.代数方程式に対する新しい全根同時反復解法の開発. 2.確立微分方程式のためのROW型公式:次数条件に対するグラフ論的解析法の完成. 3.差分微分方程式の安定性,及びそれに対する数値解法の安定性の理論.現実的な判定条件の提案 4.振動関数の無限区間積分の効率的アルゴリズムの開発. 5.大規模線形方程式に対する積型反復公式の評価に関する理論及び実験を引き続き行い,新たに有力な公式を発見した. 6.多項式算法:多項式剰余列に対するGivens回転を用いた安定な算法の開発とその有理関数補間,代数方程式の解法への応用. などである.
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