研究課題/領域番号 |
06650692
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研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
八木澤 壯一 東京電機大学, 工学部, 教授 (50057204)
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研究分担者 |
吉村 彰 東京電機大学, 工学部, 講師 (60057255)
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キーワード | 墓地(memorial park) / 火葬場(crematorium) / 散骨(scattering) / 記念館(monument) / 墓参(visit the grave) / 追悼(memory) |
研究概要 |
本研究の背景は現代日本における急激な高齢化と価値観の多様化がもたらす死後の追悼についての対応が迫られていることにある。そこでここでの目的はどのような形での対応が求められ、それを担保とするシステムの模索にある。研究方法は、実態の把握として、代表的な追悼空間としての墓地を素材に主に自治体の動向をヒアリングなどで明らかにした。さらに将来動向の予測のために、墓地や霊園での追悼行為の解析を試みた。それらの結果などからこれからの追悼空間の在り方を考察し、将来の予測形態を構築した。それを各種のグループで検証を行った。 得られた成果は「首都圏における追悼空間の整備動向と現状」(第3章)では各自治体とも追悼空間の整備を「墓」を中心に考えているが、壁に直面し、新しい方向での打開策を模索していることが明らかになった。ついで「今後の追悼空間にたいする方向と意識」(第4章)では建墓者・墓参者に於ける墓地・霊園に対する意識を基に、各方面の動向なども加味した構想に対し、アンケートなどで将来予測の視点から解明した。 さらに具体的な動向に関して、研究者が直接関与した事例を通して、追悼空間の再構成を考察した。その1が「火葬場建設運動にみられる追悼空間整備」(第5章)、その2が 「墓地火葬場再整備計画立案」(第6章)である。これに、今後の姿の一つとして「追悼空間としての記念館施設」(第7章)をとりあげ考察を加えた。
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