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1997 年度 実績報告書

熱帯水圏における水産資源の持続的開発・利用に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07045036
研究機関東京水産大学

研究代表者

隆島 史夫  東京水産大学, 水産学部, 教授 (60041703)

研究分担者 MURDIYANTO B  ボゴール農科大学, 水産学部, 講師
MONINTJA Dan  ボゴール農科大学, 水産学部, 教授
東海 正  東京水産大学, 水産学部, 助教授 (30237044)
有元 貴文  東京水産大学, 水産学部, 教授 (20106751)
キーワード持続的開発 / 水産業 / 熱帯水圏 / 資源管理 / 漁具 / 漁船 / 魚群行動 / 漁具選択性
研究概要

熱帯水圏における水産資源の持続的開発と利用を目的として,ボゴール農科大学との共同研究を実施した。このために,インドネシア側研究者2名を9月22日〜10月5日に日本へ招聘し,東京水産大学での研究打ち合わせ,並びに瀬戸内海地区の沿岸漁業について資源管理推進の先進地視察を行うとともに,広島大学において研究セミナーを開き,沿岸刺網漁業の漁獲選択性に関する研究成果の公表を行った。また,日本側より同じく2名をインドネシアへ派遣して,ジャワ島中部インド洋側のプラブハンラトゥ湾における集魚灯利用敷き網についての調査を継続実施した。特に,本漁業の漁獲過程を明らかにする目的で,魚群探知機と水中カメラによる魚群行動の観察,並びに水中照度に関する測定を実施し,漁獲資料の解析とあわせて今後の技術改良に向けた検討資料を得た。また,プラブハンラトゥ湾では沿岸漁船の動力化が急速に進行中であり,今後各種漁業の操業形態の変化が予測されていることから,漁船種類別に利用している漁具漁法と漁船期間についての実態調査を実施して,資料を入手整理した。また,派遣期間中に漁業教育,特に漁業技術と海技実習についての乗船教育に関するセミナーを開き,同時に,ボゴール農科大学において資源管理を目標とした適正漁具漁法開発,並びに漁具選択性能解析に関する研究発表会を実施した。本年度が3年間のプロジェクトの最終年度であり,日本,インドネシア両国の研究者からの成果発表と今後の研究目標の設定に向けた活発な討議が実施された。

  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] Bambang Murdiyanto: "Selectirity of gillnet operated in waters around Jara Island,Indonesia" 日本水産学会漁業懇談会報. NO.40. 6-16 (1997)

  • [文献書誌] D.R.Monintja and M.F.A.Sordita: "Study on the selectivity and bycatch of the trammel net in Pelabuhan Ratuwatou,west Java" 日本水産学会漁業懇談会報. NO.40. 20-39 (1998)

  • [文献書誌] バンバン・ムルデイヤント, 松岡 達郎: "インドネシア,ジャワ島周辺水域の刺網の選択性について" 日本水産学会誌. 64(2). 314 (1998)

  • [文献書誌] ダニエル・モニンジャ, フェディ・ゾンディータ, 松岡 達郎, 有元 貴文: "インドネシア,プラブハン・ラトゥ湾での三枚網の混獏と選択性について" 日本水産学会誌. 64(2). 315 (1998)

  • [文献書誌] Tokai, Tadashi: "Methodology of evaluating solectivitg perferunance" Rogional Workshop on Responsible Fishing. SEAFDEC TD/RP/41. 242-250 (1997)

  • [文献書誌] Arimoto, Takafumi: "Fish beharoun approach for improving travel gear selectivity" Rezional workshop on Responsible Fishing. SEAFDEC TD/RP/41. 251-265 (1997)

  • [文献書誌] J.Hrluan and D.R.Monintja: "Training and extension program on Responsible fishing in Indonesia" Rejional Workshop on Responsible Fishing. SEAFDEC TD/RP/41. 389-397 (1997)

  • [文献書誌] 有元貴文・角田篤弘・F.choph: "漁獲行為遭偶後の生残性" 月刊海洋「再放流と投棄魚の科学」. 29(θ). 351-356 (1997)

  • [文献書誌] 有元 貴文: "生態系保全型漁業の構築に向けて" 月刊海洋「水産科学と海洋科学. 号外NO.12. 51-57 (1998)

  • [文献書誌] 有元 貴文: "FAO「責任ある漁業」と操業技術指針" 日本水産学会 漁業懇話会報. No.41. 1-40 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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