研究課題/領域番号 |
07045041
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 大学協力 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
多部田 修 長崎大学, 水産学部, 教授 (50217171)
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研究分担者 |
山内 淳 長崎大学, 水産学部, 助教授 (40270904)
松岡 數充 長崎大学, 水産学部, 教授 (00047416)
松野 健 長崎大学, 水産学部, 教授 (10209588)
夏刈 豊 長崎大学, 水産学部, 教授 (10039729)
SUZUKI Toshikazu Nagasaki Univ., Fac.Fish., Asso.Prof. (20284713)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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キーワード | 東シナ海 / 黄海 / 海洋科学 / 日韓共同研究 / 海洋環境 / 稚仔魚 / プランクトン / 底魚資源 |
研究概要 |
長崎大学と釜慶大学校は学術協淀に基づき、長崎大学水産学部附属船練習船長崎丸を用いて、両大学の研究者が乗船し、東シナ海及び黄海の海洋科学に関する共同研究を行い、これまでに次の結果を得た。 1)動物プランクトンの生態:プランクトンの種組成及び日周期垂直移動の特性を解明した。 2)稚仔魚分布:50種以上、数万個体の稚仔魚を得た。その多くはカタクチイワシで、サンマ、アジ類、サバ類等の浮魚類ガンゾウビラメ類、カナガシラ類の底魚類が多く出現した。 3)底魚類の生物学的特性:トロールネットで漁獲される底魚類の年齢と成長、産卵と成熟について研究し、最近の年齢組成は若年齢群が多くなり、成熟年齢が早い傾向が認められた。また、産卵期は長くなる傾向が認められ、産卵盛期が春と秋の2回認められる魚種もあった。 4)海洋の物理環境:予報的結果によれば大陸系淡水によって東シナ海及び黄海に搬入され、さらに対馬暖流によって日本海へ運搬され中国大陸産排出物は、年変化等の長期変動よりも、潮流等の短期変動が卓越していると推定された。 5)海底堆積:対馬西北海域で、過去1万年の地殻変動に関して新しい見地が示唆された。 6)計量魚探による魚群密度:底魚資源としては、キアンコウ、キグチ、クロソイ、コウライガジ、ジンドウイカ、ナシフグマナガツオ等、浮魚量としては、カタクチイワシ、マサバ、ゴマサバ、コノシロ等が認められた。
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