研究課題/領域番号 |
07300007
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研究種目 |
総合研究(A)
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研究機関 | 国立特殊教育総合研究所 |
研究代表者 |
菅原 廣一 国立特殊教育総合研究所, 聴覚・言語障害教育研究部, 研究部長 (30000269)
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研究分担者 |
山県 浩 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (50000295)
水町 俊郎 愛媛大学, 教育学部, 教授 (70036432)
長淵 正昭 東北大学, 教育学部, 教授 (60004107)
太田 昌孝 東京学芸大学, 附属特殊教育研究施設, 教授 (00010281)
菴谷 利夫 国立特殊教育総合研究所, 所長 (40270459)
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キーワード | 個別指導計画 / 通級による指導 / 通級指導教室 / 軽度心身障害児 / 指導・援助カード / 生涯視野 |
研究概要 |
本年度は、「通級による指導」の対象児をはじめとする軽度の心身障害児に対する生涯視野に立った総合的個別指導内容・方法策定法開発の基盤となる次の事項について研究を進めた。 (1)「通級による指導」の場等における指導・援助内容の重要事項の抽出 各研究協力機関(通級指導教室、言語・難聴特殊学級、聾学校、通園施設等)に対するアンケート調査、訪問聞き取り調査及び研究分担者の臨床データから、軽度障害児の医学的、教育学的内容・方法に関する重要要因の抽出を行い、四分野160項目に整理・分類した。 (2)指導・援助事項の構造化 上記四分野(1)児童等に対する直接的指導・援助に関すること。(2)両親、家族に対する情報提供・支援に関すること。(3)学校職員、在籍学級担任に対する情報提供、協力連携に関すること。(4)地域社会や関連機関に関すること。について小項目を構造化した。 また、目的、対象、内容・方法、教材・教具、留意事項等の観点から、指導・援助カード(試案)を一部作成した。 (3)個別指導内容・方法策定法の試案作成 上記指導・援助カードを活用し、10数事例について個別指導内容・方法策定方法を検討し、策定過程における重要要因の抽出を行った。 また、聴覚障害児の聴覚活用に視点を当てた個別指導計画策定のための手引き書「聴覚活用のための個別指導計画策定に関する手引き」を作成し、聴覚障害教育の臨床現場に対して聴覚補償に関する個別指導計画策定方法検討のための資料を提供し詳細なデータ収集を実施中である。
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