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1995 年度 実績報告書

ディジタル図書館とそのネットワーク

研究課題

研究課題/領域番号 07308061
研究種目

総合研究(A)

研究機関図書館情報大学

研究代表者

田畑 孝一  図書館情報大学, 図書館情報学部, 教授 (50026085)

研究分担者 美濃 導彦  京都大学, 工学部, 教授 (70166099)
阿草 清滋  名古屋大学, 工学部, 教授 (90026360)
細野 公男  慶応義塾大学, 文学部, 教授 (50051628)
安達 淳  学術情報センター, 研究開発部, 教授 (80143551)
杉本 重雄  図書館情報大学, 図書館情報学部, 助教授 (40154489)
キーワードディジタル図書館 / 電子図書館 / 図書館 / インターネット / 情報検索 / 全文検索 / マルチメディア
研究概要

本研究は,ディジタル図書館に関して,多様な分野から参加する研究者による研究集会を中心に進める総合研究である.本年度はその初年度で,ディジタル図書館に共通する概念についての相互認識を行った.第1回,第2回の研究集会はいずれも,図書館情報大学で開催されている「ディジタル図書館ワークショップ第5回,第6回」を包含する形で開催され,それぞれ330名,240名のワークショップ参加者とともに議論をする機会を得た.
第5回のワークショップでは,本研究のメンバーによるディジタル図書館に関する「米国を中心とする取り組み事例」の発表があった。また,メンバー外の発表者からディジタル図書館に関する「ヨーロッパを中心とする取り組み事例」,通商産業省の電子図書館プロジェクト,およびディジタル図書館の蓄積方式となるSGMLの発表があった。第6回のワークショップでは,米国NSFの助成を受けている6大学の一つ,ミシガン大学の事例が同大学の関係者から発表があった.また仮想個人図書館のシステム構築事例,ディジタル図書館にとって必須な多言語環境に関する発表があった.本研究のメンバーからは,日本語の図書情報探索システムを日本語文字フォントを有していない海外での端末からも利用可能なシステムの開発発表とその実演があった.
そのほか,メンバーのみによる研究集会では学術情報センターでの電子図書館プロジェクト(すなわち多数の学会-現在22学会-の論文誌の全ページをインターネット接続端末から読むことができる)の開発状況,児童の発達課題からみた児童図書の選択のためのシステムの開発についての発表があった.
来年度は各メンバー分野のそれぞれの視点からディジタル図書館に関する論点を出し合い総合的に議論する.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 阪口哲男: "A Browing (Tetsuo Sakaguchi) ool for Multi-lingual Documents for Users Without Multi-lingual Fonts" Proceedings of ACM DL'96. 63-71 (1996)

  • [文献書誌] 藤田岳久: "海外利用者のための日本語OPAC" ディジタル図書館. No.6. 32-39 (1996)

  • [文献書誌] 田畑孝一: "ディジタル図書館とその研究動向" 現代の図書館. Vol.33 No.4. 250-255 (1995)

  • [文献書誌] 杉本重雄(Shigeo Sugimoto): "Digital Libratiesへのアプローチ-米国を中心とする取組み事例に基づく考察" ディジタル図書館. No.5. 3-18 (1995)

  • [文献書誌] 前田亮: "組み込みフォントを必要としないWWWのための多言語ブラウザ" ディジタル図書館. No.4. 21-25 (1995)

  • [文献書誌] 杉本重雄: "Enhancing Usability of Network-based Library Information System Exporimental Studies of a User Interface for OPAC and of a collaboration Tool for Library Service" Proceedings of Digital Libraries'95. 115-122 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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