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1997 年度 実績報告書

藤ノ木古墳出土品関連金銅製品の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07401013
研究機関奈良県立橿原考古学研究所

研究代表者

泉森 皎  奈良県立橿原考古学研究所, 副所長 (80250356)

研究分担者 関川 尚功  奈良県立橿原考古学研究所, 調査第2課, 総括研究員 (80250364)
前園 実知雄  奈良県立橿原考古学研究所, 資料室, 資料室長 (00250358)
勝部 明生  龍谷大学, 文学部, 教授 (00110065)
樋口 隆康  奈良県立橿原考古学研究所, 所長 (30025035)
キーワード藤ノ木古墳 / 金銅製品
研究概要

藤ノ木古墳から出土した多数の金銅製品は構造復元、用途、系譜等からの研究が進められ、それらの成果は『藤ノ木古墳発掘調査報告書』に収められた。
しかし石棺内から出土した金銅製品の内、刀剣類は保存状態が悪く、しかも布で覆われていたため、形状、構造の事実調査が十分でなく、とうてい技術的問題や歴史的背景を考察できる状態ではなかった。
それゆえ金銅製品の研究は、刀剣類の調査研究に主力を置き、構造等が把握できた時点で復元製作を行って、材料、用途、構造、製作期間、古墳時代の工人組織についても言及してみた。
大刀の構造報告と使用された繊維の種類と用途、また金銅製金具との相乗効果をあげていることを明らかにした。木製の鞘、柄に彫刻を施し、それに金・銀板を打ち込んで文様を浮き出す方法は、藤ノ木古墳の刀剣の最大の特徴である。その木工技術と金属板の打ち込み技法の流れを明らかにした。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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