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1995 年度 実績報告書

教師の授業設計における教授方略・方策に関する知識抽出のための知的対話システム

研究課題

研究課題/領域番号 07458243
研究種目

一般研究(B)

研究機関電気通信大学

研究代表者

岡本 敏雄  電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (60125094)

研究分担者 井上 久祥  鳴門教育大学, 学校教育研究センター, 助手 (30274278)
伊藤 毅志  電気通信大学, 電気通信学部, 助手 (40262373)
松田 昇  電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助手 (70211571)
キーワード授業設計 / 教師の意志決定過程支援 / 教授方略・方策 / 知識抽出 / 知的対話システム / 知識の共有と再利用 / 分散協調型グループワーク / 教育的知識の体系化
研究概要

本研究の目的は、授業設計支援システムの開発を前提にした教授方略・方策に関する知識抽出のための対話システムの実現にある。特に、教師の教授方略・方策に関する経験則を抽出するための柔軟なインタフェースの構築が主たる目的とされる。目的を遂行するために、本年度は以下のような研究をおこなった。
(1)教授方略・方策の分析
教授方略・方策に関する資料、教師の授業の記録、資料などを収集・分析し、そこから教授方略・方策を構成する本質的な要素を抽出した。
(2)教授方略・方策のルールベース化
教授方略・方策を記述するための表現形式を検討し、if-then型のルール形式で表現した。
(3)知識抽出のための対話モデルの設計
上記(1),(2)により表現された知識を抽出するために必要な教師との対話をモデル化した。具体的には、教師との対話とそれにより抽出される知識の関連づけをおこなった。
(4)対話システムとインタフェースの設計
上記(1),(2),(3)により表現された教授方略・方策に関するルール、提案した対話モデルなどに基づいて、対話システムとインタフェースの設計をおこなった。
現段階では、知識抽出のための対話モデルの設計が十分でなかったために十分な知識を抽出するには至っていない。そのため、対話モデルの精緻化をおこなっている。また、システム構築に関してはグラフィカルなユーザインタフェースの設計をおこなったが、やわらかい対話を実現できる振舞いまでには至っていない。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 六笠公章,岡本敏雄: "授業設計のための意思決定支援システムの研究・開発(2)" 日本教育工学会大会講演論文集. 387-388 (1995)

  • [文献書誌] 六笠公章,岡本敏雄: "授業設計のための意思決定支援システムの研究・開発(4)" 情報処理学会研究報告. 96-AI-103-11. 61-66 (1996)

  • [文献書誌] 小野浩司,松田昇,岡本敏雄: "World-Wide Webを用いたグループ学習指向CAIシステムの構築" 情報システム教育学会研究報告. 95. 23-28 (1995)

  • [文献書誌] 小野浩司,松田昇,岡本敏雄: "CSCLに基づく授業設計支援システムの研究・開発" 情報処理学会第52回全国大会講演論文集. 1. 307-308 (1996)

  • [文献書誌] 井上久祥,岡本敏雄: "授業設計エキスパートシステムの研究開発とその評価" 電子情報通信学会技術研究報告. ET95-19. 137-144 (1995)

  • [文献書誌] 井上久祥,岡本敏雄,六笠公章: "授業設計のための意思決定支援システムの研究・開発" 教育システム情報学会第20回全国大会講演論文集. 15-18 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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