研究課題/領域番号 |
07557025
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
渡辺 慶一 東海大学, 医学部, 教授 (00055865)
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研究分担者 |
長村 義之 東海大学, 医学部, 教授 (10100992)
若木 守明 東海大学, 工学部, 教授 (20100993)
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キーワード | 新共焦点レーザー顕微鏡開発 / living cellsの微細構造 / 紫外線領域短波長レーザー / 工業用レーザー顕微鏡 / 縦軸、横軸分解能 |
研究概要 |
平成8年度研究実績報告書、CLSMは電顕にせまる解像力を持ち、3次元観察も可能な顕微鏡として開発されたが、純然たる形態学観察への応用例は意外と少ない。living cellの観察への応用を含めて従来のCLSMの開発方向とは異なった新CLSMの開発を試みることにした。 この目的のため、まず平面的な横軸の解像力を抜群に良くするのみではなく、living cells中の小器官などの観察の場合を考え、一寸したキズ、隆起をも認識出来るよう縦軸方向の解像力を上げることも目論んだ。このような目的にあったプロトタイプのCLSMとして、常識を越えて、半導体の表面の超微細変質をdetectするために作製されたJDLM-6602(日本電子ライオソニック)を選んだ。本機の特性に加え、前述のような横軸、縦軸両方向の解像力のさらに上げるためレーザー光学理論より割り出し、紫外線領域のさらに波長の短いもの(ここではHe-Cdレーザー、波長325nm9をJDLM-6602に組み込むことにした。このため、鏡体とそれを支える台に大幅な改造を要することになった。この改造、改良に加え、微弱なシグナルを効率良く検出するため高性能フォトンカウンターを設置した。 本年度は、プロトタイプのJDLM-6602で、乳癌培養細胞のliving cells観察を試験的に行ったが、ミトコンドリア、或いはライソゾームらしき小顆粒の隆起が確認出来た。本研究で作製を試みた“新CLSM"は、やっと組み立てが終わった所で実物の観察にとどかなかったが、通常の光顕電顕観察様の標本、またliving cellsの観察で期待した結果が得られると信じている。
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