研究課題/領域番号 |
07557240
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
安藤 裕 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20118904)
|
研究分担者 |
谷内田 益義 株式会社リコー, 情報通信研究所, 係長研究員
北村 正幸 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20234289)
塚本 信広 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20227375)
国枝 悦夫 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70170008)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1996
|
キーワード | 小型携帯診断装置 / パソコン / IS&C光磁気ディスク / マルチメディアデータベース / 診断支援 |
研究概要 |
本研究の目的は、(1)小型携帯可能な診断装置、(2)画像診断のためのマルチメディア・データベース構造の最適化、(3)診断支援技術の確立の3点である。小型携帯可能な診断装置は、パソコンを基に3.5インチ光磁気ディスク、SCSIインターフェースやネットワーク・インターフェースを接続し、全体で約3kgの画像表示装置を開発した。ソフトウエアは、3.5インチ光磁気ディスクから画像情報を読み出し、画面に表示するプログラムを開発した。次に、画像診断のためのマルチメディア・データベース構造は、画像情報のデータフォーマットを決定し、この情報をワークステーションのハードディスクに記録し数万件の画像データから表示したい画像を素早く検索するための方法を確立した。しかし、画像情報以外に動画や音声に関するデータベース構造の最適化は、さらに検討する必要があった。 最後に、診断支援技術の確立であるが、過去の症例から類似の所見を有するものを探し出し、これらの症例を表示し、比較参照することにより診断支援を行った。また、類似画像をキーワードの検索のみで表示できるような画像のindexingを行い、ハイパーテキスト機能で現在普及しているHTML(Hyper Text Markup Language)を用いた、診断支援機能も検討した。 1995年度から2年間に渡り行ってきた研究で、当初の目的はほぼ達成したが、今後、さらにマルチメディアデータベースの整備および診断支援の効率化が必要である。
|