研究分担者 |
金光 秀雄 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (20214489)
伊藤 勝志 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (70002558)
中村 紘司 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (40007563)
夏井 邦男 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (20002561)
園山 和夫 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (00261230)
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研究概要 |
本研究は,(1)教師(実習生)の思考を観察調査して,教材研究,生徒の実態把握,授業設計などの計画段階において必要とする資料とどのように思考を展開するかを明らかにし,(2)教師が必要とする資料を収集しデータベースに登録して,生徒の実態,コミュニケーション・スキルと学習指導案に関する資料を参照して授業の計画を支援するシステムを構築し,(3)授業計画の段階で教師に思考を支援する環境を保証することにより,授業の流れと生徒の逸脱・問題行動に対して柔軟で適切な対応行動のレパートリーが増加し実践的教授能力が高まったかを評価することを目的としている. これまで5年間にわたり教育実習生の終末指導案を収集して光ファイリング装置に登録し,これを教育実習生に配布するというサービスを実施してきたが,昨年度は,平成6年度の教育実習生を対象に行ったアンケート調査によりこのサービスの評価を行い,指導案複写サービスが教育実習生の授業設計にどのような効果があり,また,問題点が何であるかが明らかにされた.また,実習生の要望として最も多かったのが,教育実習中にも好きなときに自分の必要とする指導案を検索できるようなサービスがあれば良いということであった. そのため,一昨年度導入されたネットワークを利用して,実習生から指導案を検索し,利用できるように,200件の教育実習生の指導案の入力をおこなったが,これをネットワークのサーバーに登録して,来年度には利用できようにしたい.また,Webサーバーを立ち上げ,コミュニケーションスキルに関するホームページを開設したが,さらに教育実践研究の資料を収集し,これもサーバーに登録して公開する予定である.
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