研究分担者 |
稲葉 太一 神戸大学, 発達科学部, 講師 (80176403)
高橋 正 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (30179494)
竹内 康滋 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80030336)
中村 昌稔 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80031102)
江川 治郎 神戸大学, 発達科学部, 教授 (50031117)
|
研究概要 |
高度なグラフィック機能と使い易いマルチメディア教育システムを導入し、それらを用いた数理情報教育の方法を研究した。具体的には、教官から学生へのマルチメディアによる課題提示システムを構築し、実際の教育において、その有効性について検証した。また、ネットワークを用いた双方向の教育についても研究を行った。MosaicやNetScapeによるネット-クを用いた情報受信及び情報発信の技術は、現在、盛んに研究されている。本研究においては、これらの技術をどのように数理科学教育に用いるかを考察した。教育の実践に使用した教材,学生の活動などはマルチメディアサーバを用いて、WWW(World Wide Wdb)で公開している。これによって、新しい数理情報教育を確立することを目指している。 マルチメディアサーバとなるグラフィックワークステーション(SGI Indy),そのグラフィックステーションに4台のクライアントマシン(DOS-Vマシン)を導入し、マルチメディア教育のシステムを構成した。さらに、現有設備であるSunワークステーションとの間でNIS,NFSの設定を行った。Sunワークステーションはメイルサーバ,数式処理システムMathematicaサーバ,アプリケーション開発のためのサーバ(主にC言語による)として用い,今回導入したグラフィックワークステーションは画像処理を扱うサーバマシンとしてシステムを構築した。システムを構築する際には、学生のアルバイトを使い、インストール作業,設定作業を行った。 構築された機能を用いて、マルチメディアサーバを用いた数理情報教育の実践を行った。本研究の続きとして、来年度には、大学における数理科学教育の現状,情報教育の現状を調査し、資料の収集を行い、教育用アプリケーションの開発を行うことを計画している。
|