研究課題
一般研究(C)
走査振動電極と電気化学的水素透過法とを組合せた特殊な電解セルを作成し,以下の成果を得た。(1)走査振動電極を用いて硫化水素およびシアンイオンを含むアルカリ溶液中でアノードの位置を確認することができた。浸漬時間と共にアノード位置が変化していることが分った。被膜の破壊と修復が繰返し生じている。(2)アノード電流の積分値(全アノード電流)と水素透過速度の間に良い相関県警が見つかった。(3)アノード電流の積分値とカソード電流の積分値が一致しなかった。比較電極の選択も含め来年度以降の課題である。