• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

Apolipoprotein Eの培養神経系細胞に対する作用

研究課題

研究課題/領域番号 07670705
研究種目

一般研究(C)

研究機関福井医科大学

研究代表者

平山 幹生  福井医科大学, 医学部, 助教授 (30181192)

研究分担者 伊藤 慶太  福井医科大学, 医学部, 助手 (40273007)
栗山 勝  福井医科大学, 医学部, 教授 (80107870)
キーワードApolipoprotein E / LDL / astrocyte / microglia / oligodendrocyte / mRNA / O-2A progenitor cell / cytokine
研究概要

大脳由来のグリア細胞の脂質代謝を明らかにするために、Low Density Lipoprotein(LDL)のグリア細胞へのとりこみ、及びApolipoprotein E(ApoE)の発現について検討した。DiI-LDLを新生ラット大脳由来のグリア細胞の培養系に添加し、37℃30分培養した。Oligodendrocyte(galC)、O-2Aprogenitor cell(A2B5)、astrocyte(GFAP)のマーカーを使い、蛍光抗体法にて染色し、レーザー顕微鏡下で観察した。また、新生マウス大脳由来のグリア細胞の培養系を使い、細胞をtrizolにてRNA分画を抽出し、oligo dTにてRT反応を行い、ApoEのPCRを行った。LDLの細胞内へのとりこみはoligodendrocyteやO-2Aprogenitor cellに強くみられた。また、混合グリア細胞の培養細胞にRT-PCR法にて、ApoEのmRNAの発現が認められた。LDLのとりこみは髄鞘形成細胞であるoligodendrocyteやその前駆細胞であるO-2A progenitor cellに強くみられ、活発な脂質代謝が推定された。また、ApoEmRNAの発現についいては、どの型の細胞にみられるかや、LDLの細胞への取り込みを含め、さらに検討を要す。現在、IL-1βやTGF-βのmicrogliaのApoEmRNA発現に及ぼす効果について検討を始めている。またApoE3、4の培養グリア細胞に対する作用も検討を始めている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 平山幹生 他: "大脳由来グリア細胞のLDLの取り込み及びApoEmRNAの発現" 第37回日本神経学会総会誌. (印刷中). (1996)

  • [文献書誌] 武藤多津郎 他: "GMIガングリオシドの神経分化・生存に及ぼす影響-第二報" 第37回日本神経学会総会誌. (印刷中). (1996)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi