.平成7年度の研究は、おおむね予定通り行われ、今後も基本的な方針に変更の必要はないことが明らかになった。 .現代の科学技術論争にどのようなものがあるかを国内および国外について調査した。 .科学技術政策をめぐる規範理論関係の書物や論文を集め、その理論的内容を検討した。 .以上の研究を遂行するため、資料を購入し、必要な複写を行った。そうした調査・研究活動とともに、専門的知識の提供を受けた。本研究の問題意識や中間成果について研究会で発表し、研究打合せを行った。 .以下の点について成果が得られた。 1.科学史上のどの論争に対立する解釈があり、さらに分析する必要があるかを明らかにした。 2.現代の科学技術論争のうち、どの事例が興味深くまた研究可能かについて検討した。 3.科学技術論争の論理構造に関するこれまでの一般理論を整理した。 4.科学政策に関する規範理論について同様なことを行った。 .以上をふまえて、今日の研究水準を把握し、問題点を整理した。
|