研究概要 |
1.ポラリメーターを用いて、LD励起Nd : YAGとNd : ガラスにおける2次元熱複屈折分布が、(1)808nm AlGaAs LD励起の強度の2次元分布,(2)レーザー材料ホルダーの水冷温度分布、に関して変化する様子を詳細に実測した。 2.測定された2次元熱複屈折を90度旋光子を用いて、ほぼ完全に2次元的に補償できることをポラリメーターを用いて測定した。これは熱レンズ焦点距離が42mと長かったために、補償がほぼ完全に行われたものである。 3.熱複屈折分布をシミュレートするために、STREAMコードにより熱分布を先ず計算し、次に熱応力と複屈折を計算する作業に着手した。 4.LD励起1054nm Nd : ガラスレーザーの発振時の2次元熱複屈折分布をポラリメーターを用いて初めて測定した。発振時には熱複屈折が減少することを観測した。
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