1.LD励起1064-nm Nd:YAG 8パスジグザグスラブ増幅器中に発生した熱複屈折による損失が往きと復りで10%であることを、ポラリメーターを用いて測定した。 2.1.の場合の熱レンズ焦点距離は、134mと長く、レーザー増幅器システムの全長3mに比べて十分長く、熱レンズ効果は無視できることが明らかとなった。 3.90度石英旋光子を用い、10%の往きと復りの熱復屈折損失を完全に補償した結果、エネルギー抽出効率73%の世界最大値を達成できた。 4.熱レンズ効果が無視出来る場合でも、熱復屈折損失が10%容易に発生し、エネルギー抽出効率を半分程度低下させることが明らかになった。 5.3年間に得られた成果を報告書にまとめた。
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