研究概要 |
1 東海岸のパテ島,ラム島,ザンジバル島において,主にスワヒリ語諸方言(パテ方言,ラム方言,マクンドゥチ方言)に関して、方言民俗語彙的調査,民話の収集を実施した。ウガンダの首都カンパラでの多言語生活を参与観察した。 2 スワヒリ語方言資料,特に大陸側のムタガタ方言,ザンジバル島のマクンドゥチ方言の語彙調査を実施した。 3 タンザニア内陸部マンゴ-ラ村で社会言語学調査票を使って,エスニシティと言語に関する調査を実施した。さらに,ダト-ガにおける女性語の存在について,その起源と役割について考察した。 4 ザンジバル島,ペンバ島で社会言語学調査票を使って,言語意識を調査し,方言と標準語の関係について考察した。 5 タンザニア西南部ムビンガ県で話されるマテンゴ語の語彙、文法などを調査,若い世代と旧世代の言語意識を明らかにするための社会言語学的調査を実施した。 6 タンザニアの都市部(ダルエスサラーム,アル-シャなど)で都市特有の言語使用,言語意識,エスニシティと言語の関係を考察した。 7 タンザニア,ウケレウェ島の多民俗状況下で社会言語学的調査を実施。地域の言語として優勢なジタ語と民族との関係,個人の言語使用の実態を明らかにした。
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