研究課題/領域番号 |
08041027
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研究機関 | 駒澤大学 |
研究代表者 |
佐々木 宏幹 駒沢大学, 文学部, 教授 (30052426)
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研究分担者 |
佐々木 伸一 甲子園大学, 人間文化学部, 助教授 (30175377)
小松 和彦 国際日本文化研究センター, 教授 (90111781)
渡邊 欣雄 東京都立大学, 人文学部, 教授 (90103209)
山路 勝彦 関西学院大学, 社会学部, 教授 (30090731)
崔 吉城 広島大学, 総合科学部, 教授 (80236794)
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キーワード | 東アジア / シャーマニズム / 漢族 / チワン族 / 童〓 / 巫堂 / 風水 / 他界観 |
研究概要 |
平成10年度における代表者と分担者の研究活動と調査活動は大要以下のとおりである。まず5月23〜24日に西南学院大学において開催された日本民族学会学術大会において、佐々木(宏)、小松、佐々木(伸)、何、手塚、浮葉は平成8年および9年度の各地におけるシャーマニズム調査の結果と今後の研究課題について3時間にわたり中間報告を行ない好評を博した。 現地調査については、佐々木(宏)と佐々木(伸)が上海、浙江、安徽省その他の地域においてシャーマニズムと仏教との関係について追究。夜は中国東北部とモンゴルにおいてシャーマニズムの古型を探究し、山路は台湾先住民の憑依儀礼について、佐藤は韓国と日本国内のムーダンの比較研究を、渡邊と何は福建省における風水とシャーマニズムの関係を、そして小松は中国東北部のシャーマンの現成についてそれぞれ調査した。 手塚と呉は広西壮族自治区におけるシャーマニズムの象徴性をめぐって、浮葉は韓国のムーダン、ポサル、クッ堂をめぐって、そして安田は韓国各地のシャーマニズムの変容と周辺文化について調査をした。さらに色は内蒙古自治区のシャーマニズムを漢族との比較において調査、梁は各地漢族のシャーマンの比較を行なった。 平成11年1月8日から10日の3日間にわたり、本研究の分担者全員が(呉のみ後に参加)京都の国際日本文化研究センターに参集し、平成10年度の調査結果および3年間にわたる成果について総括的発表を行ない、活発に意見交換を行なった。調査結果は近く「報告書」として刊行の予定である。
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