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1997 年度 実績報告書

米・英における学外学位制度の仕組み発展要因及び将来展望に関する比較的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08041037
研究機関学位授与機構

研究代表者

舘 昭  学位授与機構, 審査研究部, 教授 (50116282)

研究分担者 森 利枝  学位授与機構, 審査研究部, 助手 (00271578)
橋本 鉱市  学位授与機構, 審査研究部, 助教授 (40260509)
安原 義仁  広島大学, 教育学部, 女教授 (00093823)
齋藤 安俊  学位授与機構, 審査研究部, 教授 (40005236)
兼松 顯  学位授与機構, 審査研究部, 教授 (70023041)
キーワード学位 / 学外学位 / 在学要件 / 単位修得評価 / 単位累積加算 / 生涯学習 / 能力テスト
研究概要

単位累積加算にもとづく学外学位制度の検討は,昭和61年の臨時教育審議会答申以来の政策課題であり、平成3年の学位授与機構の創設により短期大学卒業者等が学士学位を取得する道が開かれたが、さらに生涯学習体系構築の観点からも一般的な単位累積制度の研究が必要とされている。この研究では、この種の制度が発達している米英の学外学位制度について、持に学位受与機構の制度と同様に在学要件を課さない学位プログラムをもつ大学について、その仕組みと社会的な意義及び発展過程と将来展望について、訪問調査を主体とした、総合的な事例研究を行うものである。
本年度は3年計画の第2年度として、国内外の研究分担者、協力者を招聘しての研究会の開催及び事例対象大学に対する訪問調査を実施した。その結果,この種の制度の展開にとって,カリキュラム(審査基準)等の取得要件の水準設定が重要性な意味を持つこと、個々の科目ごとの単位修得評価の妥当性と信頼性の確保とその評価機会が十分に確保されていることが重要であること,大学院レベルの学位に関しては近年展開の著しいアメリカ大学の例では在学要件を考慮しておりイギリスの場合は学位授与機関自体が厳密な試験を実施する方式が定着していることからこのレベルでは在学要件をめぐっての議論が残ること,米英いずれの例でも組織の在り方特にリーダーシップ存在と専門的人材の養成が重要になってきていること,この分野ではマルチメディアの発達の影響が強くリ-ジェント大学、トーマスエジソン州立大学、チャータ-オ-ク州立大学、ロンドン大学に加えバーチャルユニバ-シテイであるウエスタンガバナ-ズ大学が重要な研究対象として出現してきたこと、また一般の大学の学位課程自体が急速に変化しておりその事態との関係を十分検討する必要があることなどの知見が得られ,次年度の調査と分析の基礎を確立することができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Roy Lowe: "The Development and Significance of External Degrees in the United Kingdom" 学位研究. 第6号. 51-64 (1997)

  • [文献書誌] ポーラ・ペイノビッチ: "リ-ジェント大学の理念と現状" 学位研究. 第6号. 65-82 (1997)

  • [文献書誌] 児矢野 マリ: "英国ロンドン大学プログラム" 学位研究. 第7号. (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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