研究課題/領域番号 |
08041116
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
小平 桂一 国立天文台, 台長 (60012845)
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研究分担者 |
比田井 昌英 東海大学, 健康科学部, 教授 (90173179)
馬場 直志 北海道大学, 工学部, 助教授 (70143261)
川辺 良平 国立天文台, 助教授 (10195141)
太田 耕司 京都大学, 理学系研究科, 助手 (50221825)
大石 雅寿 国立天文台, 助手 (00183757)
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研究期間 (年度) |
1996
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キーワード | 星間塵 / SiO / 原始銀河 / 遠方原始銀河 / スペックル分光 / クエーサースペクトル / 中間赤外分光観測 / 相互作用・合体銀河 / merging galaxies |
研究概要 |
大石は、米国国立電波天文台において大質量星生成領域におけるCH3NH2の観測を行い、この分子がHII領域近傍に局在していることを見出した。またSEST電波望遠鏡を用いて銀河中心領域のSiOの広域マッピング観測を行い、SiOの雲は数10Kの励起温度で非常に広く分布している事があきらかになった。太田は、米国国立電波天文台のVLAを用いてCO輝線観測を行った。残念ながら天候に全く恵まれず、当初予定していたノイズレベルは達成できなかった。 川辺は、米国国立電波天文台のVLAを用いて原始銀河候補天体のCO輝線及び、連続波の高空間分解能の観測を行った。遠方銀河と思われる銀河を1つ見出した。 馬場は、サン・ペドロ天文台の望遠鏡を使用して、ベテルギュウスなどをスペックル分光により観測した。主鏡のアクティブサポートシステムが有効に働き良質のデータを得た。 比田井は、マウナケア山頂のケック10m望遠鏡に取り付けた高分散分光器により、重力レンズクエーサーなど4個のクエーサーの高分散スペクトルを観測した。 柴田は、アメリカ国立電波天文台の超長基線干渉計VLBAで、メガメーザー天体のVLBI観測を行い、角度分解能0.5-5ミリ秒角で中心核近傍にあるガスの構造を調べた。 尾中はアリゾナ大学の2つの望遠鏡を使用し、中間赤外域で低温度星の分光撮像観測を行った。珪酸塩の特徴的なバンドなどを得ることに成功した。 菅井は、UKIRTのファブリペロ撮像モードを用いて相互作用・合体銀河の近赤外線輝線観測を行った。天気が悪く観測時間3日間のうち実際観測できたのは1日分だった。 林の今回の観測では、原始星からの高速ジェットが作り出す衝撃波領域から発生する水素分子輝線の分布を高い解像度で明らかにすることができた。 山下の今回の観測ではいくつかの遠方にある活動銀河の中間赤外分光を行った。
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