研究分担者 |
MULLER ビュルツブルク大学, 教授
GUZMAN ボッベ大学, 教授
FREUDENBERG フライブルク大学, 教授
PFRTZER ハインリッヒハイネ大学, 教授
SCHENCK ミュンヘン工科大学, 教授
WITTE ディアコニッセン病院, 院長
GRUNZE アッヘン大学, 教授
SCHWARTMANN スツッツガルト大学, 教授
倉本 秋 東京大学, 医学部(分), 講師 (10153371)
山岸 紀美江 国立がんセンター, 病理部, 主任研究員 (70239870)
田嶋 基男 名古屋大学, 病理学, 講師
原 弘 高知医科大学, 名誉教授 (20033970)
越川 卓 愛知県立看護大学, 病理学教授, 教授
中村 忍 金沢大学, 内科学第三, 助教授 (20019946)
田原 榮一 広島大学, 病理学第一, 教授 (00033986)
矢谷 隆一 三重大学, 病理学第二, 教授 (80024636)
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研究概要 |
平成8年度の研究成果をもとに,平成8年9月29日〜10月4日高知市において,本邦から15名)研究代表者ならびに研究分担者8名,追加研究分担者1名,他6名)と,ドイツから6名(研究分担者5名,他1名)が参加して,情報の交換,ディスカッションを行った。 通信システムと癌の診断について,自動細胞診診断装置の有用性が報告された(Schwartmann)。さらにtelepathologyの実際についてSchwartmann,山岸から発表があり,今後の課題としてネットワーク作成のために標準化の試みを検討していくことになった。また診断に関する機器の導入については,蛍光顕微鏡(Witte)やUltravioletmicroscopy(Witte)からその有用性が推賞された。細胞診の精度についてはSchenckと田嶋から5件の報告が行われ,日独の細胞診システムの相違(人的,時間的,量的)が明らかになり,お互いの手技を適宜導入した検討を行うこととなった。中村からはガン細胞と良性細胞の経時的な変性の違いが報告され,細胞診,組織診断の上で留意されるべきであることが確認された。 免疫組織学的研究{Surfactant protein A(Guzman),p53&Cyclin D1(越川),CD34(Kohler,Freudenbergの教室員),C-erbB-2(松田),S-100α&S-100β(市原,越川),MIB-1&C-erbB-2(森木&原)}や,FISHanalysis(白石&矢谷,山岸)の有用性についても有意義な議論が行われ,平成9年度には腺癌診断と治療に向けてより臨床的な応用を行った上で,平成10年3月の旧東ドイツでの国際会議で情報の交換を行うこととなった。
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