研究課題/領域番号 |
08304017
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
河原 泰雄 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 教授 (90091181)
|
研究分担者 |
林 晋 神戸大学, 工学部, 教授 (40156443)
佐藤 雅彦 京都大学, 工学部, 教授 (20027387)
向井 国昭 慶応義塾大学, 環境情報学部, 教授 (80245597)
有川 節夫 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 教授 (40037221)
小林 孝次郎 東京工業大学, 情報理工学研究科, 教授 (00016148)
|
キーワード | カテゴリー論 / 計算機科学 / 計算論理学 / 関係計算 / 人工知能 / プログラミング意味論 / 計算量理論 / 構成的プログラミング |
研究概要 |
カテゴリー論的計算機数学の総合的観点から,本年度は,以下のような研究を行った。 ・最近、新しいプログラミン言語のパラダイムとして注目されている関係型プログラミングの基礎・応用について「関係集合論」からの観点から考察し、関係集合論のプロセス代数への応用を考察した。(河原、溝口、大塚) ・「ファジィグラフ」のファジィ関係計算に基づくファジィグラフ変換理論の基礎理論として、ファジィグラフに関する照合理論を提案し、さらに、ファジィ関係計算のクリスプ性やその理論構造を解明した。(河原、森) ・人工知能理論の基礎的概念である初等形式体系に対して、新たに型の理論を展開し、その意味論を定義し、初等形式体系における様々な所属性問題に対するアルゴリズムを与え、それらの計算量について研究した。(有川) ・その他分担者はそれぞれ次のような研究を行った。小林・宮野:計算量理論、寶來・疋田・佐藤・林:カテゴリー論的プログラム理論、上江洲・小野・廣川:カテゴリー論的数学基礎論。 ・研究会等への寄与としては、応用数学合同研究集会(平成9年12月・龍谷大学・瀬田市)において離散数学系代表者の一人として、カテゴリー論的計算機数学の講演の推挙とその取りまとめを行った。(河原)
|