研究課題/領域番号 |
08305027
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
伊藤 重剛 熊本大学, 工学部, 助教授 (50159878)
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研究分担者 |
林田 義伸 都城工業高等専門学校, 助教授 (00149999)
星 和彦 前橋市立工業短期大学, 助教授 (70269299)
岡田 保良 国士舘大学, イラク古代文化研究所, 教授 (70138171)
両角 光男 熊本大学, 工学部, 教授 (50040449)
堀田 清治 熊本工業大学, 工学部, 教授 (70040350)
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キーワード | 地中海建築 / 建築技術 / 設計法 / 施工法 |
研究概要 |
1)設計法および施工法の分析古代建築に付いては、伊藤がデルフィのアテナプロナイア神域の建物のクランプについて、その寸法や使われ方が時代によってどのように変化するかについて分析した。また堀内はパルテノン神殿の設計法に関して、その円柱のエンタシスについて分析を試みた。渡辺は、紀元前2世紀から紀元2世紀まで400年間の古代ローマの浴場建築に付いて、網羅的な研究をし、平面の変遷に付いて分析した。石川は、最近相継いで出版されているルネサンス時代の建築家による図面に付いて、その図面の作られた意図、役割、今日からみたその意味などに付いて考察を加えた。 2)データベースの作成熊本大学の西洋建築史研究室に所蔵する地中海建築に関する文献情報のデータベースの作成は、ほぼ完了している。とくに単行本に関しては、すでにインターネット上に載せるだけになっており、これがネット上で公開されれば全国の研究者にとって、非常に有効な情報を供給できるものと思われる。残りの学術雑誌の論文については、これも既にデータベース化されているものの、これをインターネットに載せるための、ソフト上での操作が残されている。したがって、これが来年度の課題である。 3)研究協議会これらの研究の打合せのために、平成9年10月と平成10年3月の2回、研究分担者が熊本大学に集まり研究発表をし議論をする研究協議会を行なった。
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