研究課題/領域番号 |
08307006
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研究種目 |
基盤研究(A)
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応募区分 | 総合 |
研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
高津 光洋 東京慈恵会医科大学, 医学部法医学, 教授 (60010089)
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研究分担者 |
吉岡 尚文 秋田大学, 医学部・法医学, 教授 (80108935)
前田 均 大阪市立大学, 医学部・法医学, 教授 (20135049)
中園 一郎 長崎大学, 医学部・法医学, 教授 (30108287)
倉田 毅 国立予防衛生研究所, 感染病理部, 部長 (50012779)
三澤 章吾 筑波大学, 社会医学系法医学, 教授 (50086534)
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キーワード | 乳幼児突然死症候群 / SIDS / 法医病理学 / 診断基準 / 剖検診断 / 疫学調査 / ウィルス性肺炎 / 判例収集 |
研究概要 |
乳幼児突然死症候群(以下SIDS)の法医病理学的診断基準を作成するためには、乳幼児突然死の中からSIDSを厳密に選別しなければならない。 本年度は分担研究者の役割分担と、全国レベルでの乳幼児突然死剖検例の収集を開始した。疫学的調査では調査表の作成、調査方法を検討し、一方で諸外国の調査結果を収集中である。病理形態学的には乳幼児突然死の精度の高い病因分析が主体となるが、本年はウィルス感染症に焦点を合わせ、免疫組織化学的に検査した。これまでに22例を終了し、その50%ウィルス性肺炎と診断され、SIDSから除外された。また、乳幼児突然死の裁判例について判例の収集を進め、すでに数例の判例について検討中である。脳の病理学的分析のため、症例収集の際の部位、大きさを決め、免疫組織化学的に検討している。肺の病理組織学的分析ではサーファクタントや肺神経内分泌細胞の分布について検討している。次年度以降さらに症例を増やし、診断基準を公表したい。
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